進化する言語「Ruby」に魅せられて

リードエンジニア 金近歩

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PROFILE

金近歩 リードエンジニア
2012年にフューチャーアーキテクト(株)に入社し、大規模金融システムの開発に従事。2014年には(株)ビズリーチに入社し、海外の転職支援サイトのB側プロダクトの開発責任者を担当。

大学時代より(株)アンドパッドの前身であった草ベンチャーに兄・金近望の誘いで関わる。2016年にアンドパッドに入社。「ANDPAD」の開発に当初から携わる。

モノ作りで自己実現。
兄弟ともに根底にあるのは「役に立つこと」

アンドパッドは、いわゆる「草ベンチャー」から始まった会社なんです。

ぼくがまだ大学生の頃、兄が仲間と始めた集まりが前身になっているのですが、野心に燃えたメンバーがどんどんサービスを作り出していく姿が刺激的で、「大人って楽しそうだな」と思ったのを覚えています。

社会人になってからも副業として関わっていましたが、創業のタイミングでフルコミットすることに決めました。「一度アンドパッドでやり切りたい!」という思いが強かったというか、自分を表現するプロダクトを一から全力で作ってみたいという、ものづくりへの思いが大きかったように思います。

そういった意味で「ANDPAD」はまったく何もないところから始めて、お客様と一緒にローンチまで作り上げていったという感じがあります。まだITがあまり浸透していなかった建築業界の業務改善に向けて、施工管理や受発注、セキュリティに至るまでの全てを自分たちで作り上げていきました。

建築業界の業務改善に取り組むというのも、根底にあったのは「誰かの役に立ちたい」という思いでした。ぼくも兄も、自分たちならではのサービスを考えていて、誰もやっていないし、業界全体として貢献できるところが建築業界だったわけです。今では、お客様の役に立って笑顔が見られることがモチベーションになっています。

「ANDPAD」が大きなプロジェクトになっていることもあって、ぼくがほとんど書いていた初期フェーズから、いまでは各技術の専門知識があるメンバーが集まって、どんどん機能をエンハンスしていくフェーズにあります。

いい意味での個人プレーというか、各自がプロフェッショナルとして推し進めつつも、何か聞かれたら前のめりに答えるし、新しいチャレンジをするメンバーには「おっ、いいね!」と賛同する空気もある。プロジェクトの規模が大きいので、「ここをやってみたい」と挙手することもできますし、チャレンジしたい人にとっては圧倒的にやりやすい環境だと思います。

金近歩さんインタビュー写真
金近歩さんインタビュー写真

生産性の高いRubyだからこそ「ANDPAD」が実現できたこと

「ANDPAD」の強みは、ITの浸透していない建築業界で工程管理から施主とのコミュニケーションまで、幅広くサービスを展開していることにあります。複数のサービスを効率的に開発しながら提供していくためには、共通機能を適切にモジュール化し再利用できるオブジェクト指向の言語が必要不可欠でした。Rubyは、そのような要求に応えられる言語として最適ではないかと考えたのが採用の理由です。

多くのエンタープライズ製品を調査した際に感じたのは、使いにくいものや利用者の要求に応えられていないものが多く存在しているということでした。もし、Rubyのような生産性の高い言語で開発ができれば、このような状況も打破できるのではないかと考え、Rubyでの「ANDPAD」開発に挑戦したいと思うようになりました。

2018年12月『Ruby biz Grand prix 2018』にて特別賞を受賞

ビジネスの領域においてプログラム言語 Ruby の特徴を活かして、新たなサービスを創造し世界へ発信している企業、団体及び個人を対象としたグランプリです。
詳しくはこちら

Rubyで思い描いた設計を実現する

Rubyは、それこそ四六時中書いていて手に馴染んでいたということもありますが、頭の中に思い描いた設計を圧倒的に早く実現できるという感覚があります。
自由度が高くてどこにでも書けるので、無秩序にもなるけれど、便利に使えばインフラからサーバーサイド、フロントエンドまで、各所に共通化して使用することができます。
Rubyの生産性の高さによって、お客様から寄せられる多くの機能改善の要望にも、迅速に対応することができるようになりました。

言語としての魅力だけでなく、その周辺のオープンソース化も進んでいます。おそらく言語としての進化が速いので、利用者のマインドとしても新しい知識にアンテナを張っているような人が多いのかもしれません。チャレンジングで自立した組織には向いている言語だと思います。

このRubyの生産性の高さやスピード感が、建築業界という大きな産業に挑んだ「ANDPAD」の開発で遺憾なく発揮できました。2018年には『Ruby biz Grand prix 2018』で特別賞をいただきましたが、それまで誰も入っていけなかった産業のプラットフォームというビジネスインパクトの大きさと、それらすべてがRubyで作られているという点を評価されたと思っています。
なにより、これまでITになじみのなかった建築業界のお客様と一緒に作り上げて、どんどん進化していくプロダクトをお客様自身も楽しんでくれているのが嬉しいですね。

金近歩さんインタビュー写真
金近歩さんインタビュー写真

エンジニアにとって圧倒的にやりがいのある現場です

アンドパッドは今、これまでにない超急成長のフェーズにあります。
ぼく自身も技術者としてこの会社でしっかり成長したいし、建築業界という巨大産業のプラットフォームを作りきりたい。IT業界のテックリードな存在となっていきたいという野望もあります。

参画するメンバーも、これまでの技術に新しいチャレンジを乗せるような、知的好奇心の高い人が集まっています。チャレンジ精神旺盛な人たちばかりで、「お客様のため」という思いを軸に技術的な議論が活発に行われている現場は、正直とても楽しいです。
メンバーがまだ30名ほどということもあり、ひとつの専門領域だけを見るのではなく、プロジェクトへの視座や組織としての在り方に対して、広い視野を持つようになっていくなど、それぞれが変化していくのも印象的です。

Vertical SaaSならどこにも負けない自負もあり、それを裏付ける優秀なメンバーがそろっています。変化やチャレンジを楽しみながら、この巨大産業のプラットフォームを共に創造していきましょう。

OUR TEAM MEMBER

社員の生の声

エンジニア的思考をもって、
Vertical SaaSのトップ集団を駆け抜ける

私たちは、建築業界の業務改善を目指して「ANDPAD」を開発しています。代表の稲田と共に草ベンチャーから創業を目指し、自分たちならではのサービスを探していた時に目を付けたのがリフォーム業界でした。ところが、ウェブ上で情報収集しようとしたら全然出てこないんですよ。そこでウェブ上の口コミ情報を集める「みんなのリフォーム」を作ることにし...

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